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【 建設業・警備業・製造業の熱中症予防対策 】
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昨年、職場で熱中症による死亡者は18人と、記録的な猛暑となった平成22年の47人からは激減しましたが、依然として多くの方が業務中に熱中症で亡くなっています。
職場での熱中症を事前に予防するため、以下の対策をお願いします。
【 平成24年の職場での熱中症予防策の重点的な実施について 】建設業や建設現場で働く警備業は、特に下記の4項目を重点事項としてください。
(1)、WBGT基準値(※)を超えることが予想される場合には、簡易的な屋根の設置、スポットクーラーの使用、1人作業の回避を行うとともに、作業時間又は休憩時間や休憩回数の見直しを行う。
作業時間については、特に、7月、8月の10時から15時の炎天下等でWBGT値が基準値を大幅に超える場合には、原則作業を行わないことも含めて見直しを図る。
(2)、作業者が睡眠不足、体調不良、前日に飲酒、朝食が未摂取、感冒などによる発熱、下痢などによる脱水などの場合、熱中症の発症に影響を与えるおそれがあることから、作業者に対して日常の健康管理について指導するほか、朝礼の際にその状態が顕著にみられる作業者については、作業場所の変更や作業転換などを行う。
(3)、管理・監督者が頻繁に巡視を行い、朝礼などの際に注意喚起することにより、作業者の自覚症状の有無にかかわらず、水分・塩分を定期的に摂取させる。
(4)、高温多湿の作業場所で初めて作業する場合には、慣らし期間を設けるなどの配慮をする。
製造業では、以下の2項目を重点事項としてください。
(1)、WBGT値(※)の計測を行い、必要に応じ作業計画の見直しを行う。
(2)、管理・監督者が頻繁に巡視を行い、朝礼などの際に注意喚起することにより、作業者の自覚症状の有無にかかわらず、水分・塩分を定期的に摂取させる。
初夏は特に、暑さへの安全衛生教育が不十分と考えられるので、基本対策を早期に実施する。※WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature)値、WBGT基準値:暑熱環境のリスク度合いを判断するための「暑さ指数」で、乾球温度・自然湿球温度・黒球温度から算出する数値。
また代謝率(作業強度)別に定めたWBGT値の上限をWBGT基準値といい、この値を超える作業は暑熱を軽減する方策が必要。
熱中症や熱射病で不明な点は、最寄りの社会保険労務士事務所までお問い合わせください。
【パンフレット「熱中症を防ごう!」】
http://krs.bz/roumu/c?c=7055&m=28323&v=c1f0602c 【都道府県労働局(労働基準監督署)一覧】
http://krs.bz/roumu/c?c=7056&m=28323&v=f41dd67f 【報道発表資料】
http://krs.bz/roumu/c?c=7057&m=28323&v=51964671 当事務所は、建設・運送業に約20年の実務経験持った熱中症や熱射病などの安全衛生法に関する労務管理を得意としております。
安全管理、衛生管理など日頃の労務管理にお悩みの場合はハーレー社労士までお気軽にご相談・お問合せ下さい。
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